厚紙・台紙の連量について

厚紙・台紙の連量について

厚紙や台紙の厚さを表す単位として、連量という独特な言葉が使われます。一般的に馴染みのある「mm」とは異なる表現に、戸惑う方も多いのではないでしょうか。
本稿では、厚紙・台紙の連量が意味するものや、他の単位の関係性などを詳しく解説します。

厚紙・台紙の連量について

連量とは

連量とは、一定サイズの1連1,000枚(厚紙は100枚)の紙の重量のことをいい、単位はkgで表します。 紙の厚みを知るための目安で、基準にする原紙のサイズと素材が同じであれば、基本的には連量の数値が大きいほど厚みがある台紙となります。

連量のイメージ

連量と厚さの関係

連量と厚さは比例関係にあり、連量が大きくなるほど厚くなります。しかし、紙の種類によって同じ連量でも厚さが異なる場合があります。これは、紙の密度や繊維の長さなどが影響するためです。このため、連量は絶対的なものではなく、紙の厚みを知るための大体の目安として考える必要があります。

連量と厚さの関係イメージ

連量と価格の関係

一般的に、連量の数値が大きくなるほど価格も高くなります。これは、厚い紙を作るには、より多くの材料と加工が必要になるためです。

連量と価格の関係イメージ

坪量、斤量の関係

紙の単位には、連量の他にも坪量、斤量というものもあります。
坪量は、1平方メートルあたりの紙1枚の重量をg/m²で表す単位です。紙の厚さを表す指標として用いられます。坪量が大きければ大きいほど、紙は厚くなります。 斤量は、原紙1,000枚あたりの紙の重量をkgで表します。連量と意味合いはほとんど同じです。

いずれの単位でも、基本的には数字が小さいほど薄い紙で、大きいほど厚い紙となりますが、紙の密度によって異なる数値になるので、単純に厚さの比較はできません。

坪量、斤量の関係イメージ

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