台紙の処分方法:燃えるごみ・可燃ごみ・雑紙・古紙類の分別ガイド
台紙は、商品パッケージや工作など様々な場面で使用されています。しかし、いざ処分しようとした時に「燃えるごみ」と「古紙」どちらで処分してよいか迷ってしまうことはないでしょうか。
このページでは、台紙の処分方法を詳しく解説します。
雑紙と古紙の違いを理解しよう
古紙は、リサイクルできる使用済みの紙の総称です。古紙類の中にはさまざまな種類があり、新聞、段ボール、雑誌、雑紙、紙パックがありますが、中でも雑紙は、新聞、段ボール、雑誌、紙パック以外の古紙類を雑紙として扱うため、多くの紙類が雑紙に区分されています。
雑紙には、コピー紙やチラシ、包装紙など、印刷物などが含まれます。これらは、インクが使用されたり、表面が加工されたりしているため、それらの不純物を除去する工程が必要です。台紙や厚紙もこの雑紙にあたります。
雑紙以外の古紙類は、新聞紙やダンボール、雑誌や紙パックなどのリサイクルしやすい紙製品のことです。比較的シンプルな工程で再生が可能です。
自治体によって古紙類や雑紙の取り扱いが異なる場合がありますが、基本的には上記のように区分されていますので、違いを理解して適切な分別をするようにしましょう。
リサイクルできない台紙・古紙・雑紙
古紙や雑紙に区分されていても、リサイクルに適さない紙もあります。
- 食品残渣のついた紙
- においのついた紙
- シール、粘着テープがついた紙
- 金色、銀色の紙
- 防水加工された紙
油や調味料などの汚れが付いた紙はリサイクルに適しませんが、洗い流すことで汚れが落ちる場合は、洗浄後完全に乾かすことでリサイクルできる場合があります。
台紙は燃えるごみ(可燃ごみ)に出せるのか
燃えるごみと可燃ごみは、自治体によって呼び方が異なるだけで、どちらも同じ意味として使用されています。燃えるごみ(可燃ごみ)は、焼却施設の焼却炉で燃やすことができるごみのことですが、紙類(油汚れのある紙など)、布製品、木製品など幅広く適用されています。
台紙は紙からできているので、燃えるごみとして処分することは可能です。しかし、リサイクルすることで可燃ごみの量を減らすことにもなるため、焼却する際の燃料の節約、焼却後に残った灰の埋め立て量の削減に貢献します。そして、台紙を再生させることは、紙の原料であるパルプを安定的に確保すると共に、森林資源の有効利用は環境保護にもつながるため、可能であればリサイクルで処理を行うようにしましょう。