ボール紙と段ボールの違いや使い方を解説!
ボール紙と段ボールの違いや使い方を詳しく解説します。
ボール紙の種類についてはこちらをご覧ください。
名前の由来
ボール紙は英語の「paper board」(板紙)が名前の由来です。「board (板)」が日本人には「ボール」に聞こえたことからボール紙と呼ばれるようになりました。
段ボールの由来は、「原紙にボール紙を使っていた」ことや、「中芯の波型が階段状に見える」ことから名付けられました。それ以前は「なまこ紙」という名称で呼ばれていたそうです。
構造の違い
ボール紙は複数の紙を圧着して作られた厚みがある紙です。複数の紙を重ね合わせる多層抄きという技法で作られているため丈夫で強度があり、さらに比較的安価で販売されています。
ダンボールは3枚の板紙を使って、凹凸のある波状の中芯(フルート)をライナーで挟んで強度を上げているため、耐衝撃性があります。
紙の断面を見ると違いが分かりやすいです。
ボール紙、段ボールの用途
ボール紙はその強度と軽さから様々な用途に利用されています。印刷する際は白ボールがよく使われており、アメニティやお菓子の箱など商品のパッケージに使用されています。様々な厚みがあるため、強度が求められる建築用の模型にも人気です。
段ボールは耐衝撃性と保護性が高い素材です。主に輸送の際に梱包用品として活用されており、食品や家電製品など幅広い商品に使用されます。強度を上げたい場合は二重構造(ダブルフルート)の段ボールなどもあります。
ボール紙と段ボールはどちらも丈夫な素材で見分けが付きにくい場合がありますが、構造や用途に違いがあります。特に、断面を見ると違いが一目で分かりやすいです。