カルトナージュの作り方特集
カルトナージュ作り方の基本〜平面作品

カルトナージュの材料や道具を揃えたら、基本作品を通して道具の使い方をマスターしましょう。このページでは、作品作りの基本と道具使いのコツを具体的なレシピに沿ってご紹介します。

カルトナージュ作品は『布箱』というイメージですが、まずは平面的な設計の作品にチャレンジしましょう。

その① 基本のコースターを作ってみよう!

作品作りに使う道具 作品作りに使う道具

★作品作りに使う道具

①基本のコースターの型紙 ②ディスクカッターorカッターナイフ(&マットと物差し)
③接着用グルー ④ハサミ ⑤刷毛  ⑥マスキングテープ
⑦重しに使う本か洗濯ばさみ  ⑨新聞紙や雑誌等

型紙の無料ダウンロード(PDF)

★必要な材料

①チップボール/17号/A4サイズ … 1枚 【 https://www.dansai.jp/product/88 】
②綿100%の布 … 約15x15cmを2枚  【表用と裏用2種類】
③飾り(リボンやビーズなど、100円ショップで揃うパーツ類でOK)

★作り方

(1)型紙を図のようにカットして、チップボール紙にマスキングテープで貼り付けます。
マスキングテープで貼り付けます。

(2)型紙ごと厚紙をカットします。
型紙ごと厚紙をカットします。

刃先が斜めはNG
↑刃先が斜めはNG
刃先は直角に
↑刃先は直角に
刃先が斜めのNG例
↑刃先が斜めのNG例
真っすぐにカット
↑真っすぐにカット

●ポイント⇒カッターナイフで切るときは、物差しと厚紙に直角に刃先を当て、真っすぐに持ちます。一度で切ろうと力を入れすぎず、同じ個所を数回で切り取りましょう。切り取れるまで物差しを動かさないのがコツです。

カット位置がNG
↑カット位置がNG
きっちり合わせる
↑きっちり合わせる

●ポイント⇒ディスクカッターは、カット位置をしっかり合わせて切りましょう。目視でカットする位置がわかるタイプでも、上から下まで線がずれていないか確認してしっかり押さえて切るのがコツです。

カット位置がずれたNG例
↑カット位置がずれたNG例

●ポイント⇒カッターナイフでカットする位置がずれたときは紙くずが出ます。
物差しをしっかり押さえて、同じ位置をカットしましょう。

(3)カットした厚紙を、布の裏面に配置し、位置を決めます。
カットした厚紙を、布の裏面に配置し、位置を決めます。

(4)スポンジ刷毛を使い厚紙にグルーを塗ります。薄く均一に伸ばしましょう。雑誌や新聞紙を下敷きにすると便利です。
スポンジ刷毛を使い厚紙にグルーを塗ります。

厚塗りやムラはNG
↑厚塗りやムラはNG
薄く均一に塗る
↑薄く均一に塗る

●ポイント⇒塗りにくい時は少し水を使ってもOKですが、薄めすぎは乾燥後に布が浮く場合が有るので、基本グルーは薄めずに塗りましょう。塗りムラや厚塗りはNGです。

均一でキレイな例
↑均一でキレイな例
グルーを薄めすぎた例
↑グルーを薄めすぎた例
グルーを薄めすぎた例
↑グルーを薄めすぎた例

(5)布の裏面に厚紙を貼り付け、表に返し表面をならします。

布の裏面に厚紙を貼り付け 表に返し表面をならします

(6)布の余白を処理します。写真のように布の角をカットします。厚紙の縁と裏面の布を張りつける部分にグルーを塗り一辺ずつ貼り付けます。

写真のように布の角をカットします。 厚紙の縁と裏面の布を張りつける部分にグルーを塗ります。 一辺ずつ貼り付けます。 一辺ずつ貼り付けます。
カットしないと余ります
↑カットしないと余ります
張った後カットした例
↑張った後カットした例
切りすぎてしまった例
↑切りすぎてしまった例

●ポイント⇒裏面の角は、布の処理で仕上がりに差が出ます。カットせずに貼り付けるとボコボコと凹凸が残りますし、貼り付けた後カットしても少し処理跡が気になります。切りすぎると厚紙が見えてしまうので、1mm程度重なるように様子を見ながらカットしましょう。

(7)裏面側も同様に布を貼り、表と裏をグルーで接着し、重しをして平らに乾かします。
表側が少し小さい方です。下の布が少し見えるようにバランスを見て貼り付けます。
裏面側も同様に布を貼り、表と裏をグルーで接着し、重しをして平らに乾かします。

(8)飾りの位置はバランスを見て決め、グルーで貼り付けます。
裏表の厚紙は厚紙の切れ端を挟んだ洗濯ばさみで固定してもOKです。

飾りの位置はバランスを見て決め、グルーで貼り付けます。 裏表の厚紙は厚紙の切れ端を挟んだ洗濯ばさみで固定してもOKです。

(9)完成♪裏面の布を片側だけ見せるように貼り付けてもGOOD!
アルファベットのモチーフで名前を入れてもかわいいですよ♪
完成